意匠登録出願
■事前相談
商品の価値を決める要素は、機能・性能や価格と共に、そのデザインも重要だと言われています。事実、価格や性能が同程度であれば、デザイン性で選ぶというユーザが圧倒的に多いことからも理解できます。
一方、最近では、意匠法の改正も目まぐるしく、これまで保護の対象が「物品(有体物である動産)」に限定されていましたが、改正により物品以外の「画像」、「内装」及び「建築物」も対象とするように保護の範囲が拡充されました。今後も、時代の波に乗って様々な改正が行われることが予想されます。
等々、お客様の疑問や質問に対して、出願前から経験豊かな弁理士が分かり易くご相談に応じます。
私達は、法改正の動きをタイムリーにキャッチして、お客様の事業を時代に即した形で守り育てられるよう支援いたします。
■出願手続き支援
デジタル化社会の拡大に伴って、これまで著作権でしか保護できなかったインターネット上の画面デザインも意匠で保護されるようになりました。著作権は相対的独占権なので、真似せずに同じデザインを創作した人にも著作権が与えられますが、意匠権は絶対的独占権なので、真似する、しないに係わらず類似デザインや模倣デザインを排除することができます。
しかし、類似も模倣も年々精巧になってきているため、全体意匠一つだけでは完全に排除することが困難です。従って、部分意匠、関連意匠、組物意匠といった多面的かつ戦略的な意匠出願が要求されます。
私達は、お客様のご要望に基づき、どのような範囲のデザインまで保護すべきか等について、お客様との綿密なコミュニケーションを通じて得た情報に基づきご提案させていただき、出願まで支援いたします。
また、意匠は、商標と絡めてブランド力向上の有効なツールにもなり得ます。公益財団法人日本デザイン振興会が毎年主催し優れたデザインに贈られるグッドデザイン賞(Gマーク)を獲得してブランド戦略を強化するのもお薦めです。
■拒絶理由通知に対する意見書、手続き補正所等の作成及び提出支援
意匠の審査は、デザイン性に関する特殊な審査なので、その対応には多くの知識と経験が要求されます。従って、私達は、全ての基本となる図面作成の段階から、種々の拒絶理由に関する特許庁の審査を意識することで対応可能なバリエーションの幅を広げるように注力しています。
中間処理においては、拒絶理由、及び、その妥当性を的確に判断し、続いて出願に係る意匠と引用意匠との要部の検討、及び、両意匠の類否判断を豊富な知識及び経験から的確に行うことで、強い意匠権を取得できるような対応を行っております。
■拒絶査定不服審判、補正却下不服審判、無効審判等の各種審判の請求支援
意匠法においても、特許法と同じで、審判という救済措置が設けられています。従って、審査結果に納得できない場合や、戦略的に広い権利を取得したい場合など、審判請求を使って審査結果を覆す試みも選択肢の一つです。
私達は、お客様の商品の魅力を最大限にアピールできるよう長年培ってきた経験とノウハウを駆使して、デザイン面からも支援いたします。
■鑑定書の作成支援
■侵害事件解決対応支援
■その他、意匠法務関連(ライセンス契約等)支援
事業活動の優位性を築くための知的財産の有効活用を求める動きが活発化している中で、意匠権の有効性、抵触の有無は、事業戦略上、重要性を増しております。
また、知的財産に関するデザイン紛争も増加しており、意匠権侵害事件への対応が事業活動を左右する要因としてクローズアップされています。しかしながら、これらの判断及び対応は、非常に専門的であり、高度な知識と経験が求められております。
私達は、高い専門性と経験値を生かした鑑定書作成などのサービスをご提供しております。また、知的財産権に精通した法律事務所と緊密な提携関係を築いており、侵害事件には、弁護士及び弁理士が協力し、迅速かつ適切な対応が可能です。
さらに、ライセンス契約等のサポート等、幅広い分野での意匠法務に関連するサービスをご提供しております。